おはようございます。rieruです。
今日は、人が罪を自覚する事について書きたい。人が永遠のいのちを得るために必要な最初のステップは「神の前に自分が罪深いものである」という自覚を持つことである。この自覚は「聖書の基準に従えば有罪であるという知識を得ることではない。」もちろん、客観的に聖書の基準に従えば有罪であると知ることが不要というわけではない。問題はそれが単なる知識として頭にあるだけでは不十分であるということだ。例えば、聖書には下記のように記されている。
‘人々はこれを聞いて、強く心を刺され、ペテロやほかの使徒たちに、「兄弟たちよ、わたしたちは、どうしたらよいのでしょうか」と言った。 ‘
使徒行伝 2:37
https://my.bible.com/bible/1820/ACT.2.37
ここに「強く心を刺され」とある。これは使徒ペテロが当時のユダヤ人達の罪を指摘した時のユダヤ人の反応である。ユダヤ人たちは自分たちの罪について「知った」だけではなく「心を刺され」た。これは、客観的に「自分が有罪である」と知っただけでなく、その罪の重さを「実感した」ということである。
現代においても「有罪であるという自覚」と当該行為に「重い責任を感じること」は違う。例えば、車を運転する時の「速度超過違反」は一定のスピードを超えると「罰金刑」が発生する法律違反である。しかし、違反者が全て「重い責任」を感じているかというとそうでもない。「違反は違反だけどそこまで悪いとは思わない」という人が多いのが現実である。
このように「自分が有罪であると知ること」と「その責任を痛感すること」は一致しない。永遠のいのちに至るために必要なことは前者ではなく後者である。具体には「神の前に重い責任がある。しかもその責任は永遠に火の池において苦しむことが当然であるほどに重い」ということを自覚する事が必要である。
この自覚は、一人一人が聖書を通して神と向き合うことによって生じる。自分を創った神と自分との関係を吟味することによって自分の神に対する責任を実感する。それが永遠のいのちへの最初のステップである。
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