困難の中にいるクリスチャンへの慰めであるテサロニケ人への第一の手紙
今日は。rieruです。
聖書の一部であるテサロニケ人への第一の手紙は空中携挙と言われる「キリストが再びこの世に来られるという預言的内容」が注目される書簡である。確かにこの部分は聖書の中でも重要な真理だと思うが、この書簡の直接の目的はこの預言ではない。まず、背景として下記の引用部分に示されているようにテサロニケに居るクリスチャンが同胞から迫害されたという事がある。
「兄弟たちよ。あなたがたは、ユダヤの、キリスト・イエスにある神の諸教会にならう者となった。すなわち、彼らがユダヤ人たちから苦しめられたと同じように、あなたがたもまた同国人から苦しめられた。」
テサロニケ人への第一の手紙 2:14 口語訳
https://bible.com/bible/1820/1th.2.14.口語訳
その状況の中にあって、パウロは下記の目的でテサロニケ人の信者の元にテモテを遣わしたと語っている。
「わたしたちの兄弟で、キリストの福音における神の同労者テモテをつかわした。それは、あなたがたの信仰を強め、 このような患難の中にあって、動揺する者がひとりもないように励ますためであった。あなたがたの知っているとおり、わたしたちは患難に会うように定められているのである。」
テサロニケ人への第一の手紙 3:2-3 口語訳
https://bible.com/bible/1820/1th.3.2-3.口語訳
その結果は素晴らしいものだった。下記のように、テサロニケに居るクリスチャンが同胞から迫害されても信仰のうちに生きていた。
「ところが今テモテが、あなたがたの所からわたしたちのもとに帰ってきて、あなたがたの信仰と愛とについて知らせ、また、あなたがたがいつもわたしたちのことを覚え、わたしたちがあなたがたに会いたく思っていると同じように、わたしたちにしきりに会いたがっているという吉報をもたらした。」
テサロニケ人への第一の手紙 3:6 口語訳
https://bible.com/bible/1820/1th.3.6.口語訳
その上で、パウロは下記の通り、今の状態を保って前に進めと更なる励ましの言葉をかけている。これが、この書簡の主たる目的である。
「最後に、兄弟たちよ。わたしたちは主イエスにあってあなたがたに願いかつ勧める。あなたがたが、どのように歩いて神を喜ばすべきかをわたしたちから学んだように、また、いま歩いているとおりに、ますます歩き続けなさい。」
テサロニケ人への第一の手紙 4:1 口語訳
https://bible.com/bible/1820/1th.4.1.口語訳
その目的を果たすために「空中携挙」がある。「空中携挙」の記載は「(迫害によって)死んだ信者もやがて蘇ってキリストとともにその時生きている信者を迎えに来る。死んだ者のために今生きているクリスチャンが悲しみに暮れる必要はない。だから前を向いて、今生きているクリスチャンは今なすべきことをし続けなさい」というパウロのテサロニケ人の信者に対するメッセージである。この書簡のこうした目的を理解して読むと、今困難の中にある信者にとって大きな慰めとなる書簡だと思う。
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— rieru (@Kyr20102Kyr2010) October 20, 2021