教会で分裂が起こった時になすべき事。

今日は。rieruです。

聖書によると下記の通り、コリントの教会で分裂があった事を見る事ができる。

「はっきり言うと、あなたがたがそれぞれ、「わたしはパウロにつく」「わたしはアポロに」「わたしはケパに」「わたしはキリストに」と言い合っていることである。」
‭‭コリント人への第一の手紙‬ ‭1:12‬ ‭口語訳‬‬
https://www.bible.com/1820/1co.1.12.口語訳

救われたクリスチャンが分裂するというのは本来あってはならない。クリスチャンは隣人を愛すべきであり、神の家族である他のクリスチャンと対立して派閥争いするようではクリスチャン失格と言われても仕方がない。しかし、現実は人の弱さ故にそういう事態に陥る事もある。その時、使徒パウロがコリントの教会に対して出した処方箋は「イエス・キリスト」だった。パウロは下記の通り、自分がコリントの教会のクリスチャンに伝道したイエス・キリストについて繰り返し教えた。

「この世は、自分の知恵によって神を認めるに至らなかった。それは、神の知恵にかなっている。そこで神は、宣教の愚かさによって、信じる者を救うこととされたのである。しかしわたしたちは、十字架につけられたキリストを宣べ伝える。このキリストは、ユダヤ人にはつまずかせるもの、異邦人には愚かなものであるが、 召された者自身にとっては、ユダヤ人にもギリシヤ人にも、神の力、神の知恵たるキリストなのである。」
‭‭コリント人への第一の手紙‬ ‭1:21, 23-24‬ ‭口語訳‬‬
https://www.bible.com/1820/1co.1.21,23-24.口語訳

「兄弟たちよ。わたしもまた、あなたがたの所に行ったとき、神のあかしを宣べ伝えるのに、すぐれた言葉や知恵を用いなかった。 なぜなら、わたしはイエス・キリスト、しかも十字架につけられたキリスト以外のことは、あなたがたの間では何も知るまいと、決心したからである。」
‭‭コリント人への第一の手紙‬ ‭2:1-2‬ ‭口語訳‬‬
https://www.bible.com/1820/1co.2.1-2.口語訳

これは、彼等に対する「信仰の原点に立ち帰れ」というメッセージである。「誰によって救われたのか」という事を考えれば、自ずと分裂は解消するという事である。そして更にパウロは下記のように畳み掛ける。

「わたしたちは神の同労者である。あなたがたは神の畑であり、神の建物である。 神から賜わった恵みによって、わたしは熟練した建築師のように、土台をすえた。そして他の人がその上に家を建てるのである。しかし、どういうふうに建てるか、それぞれ気をつけるがよい。 なぜなら、すでにすえられている土台以外のものをすえることは、だれにもできない。そして、この土台はイエス・キリストである。」
‭‭コリント人への第一の手紙‬ ‭3:9-11‬ ‭口語訳‬‬
https://www.bible.com/1820/1co.3.9-11.口語訳

教会の土台は、救い主なるキリストである。それ以外の土台はない。分裂を起こす原因はキリスト以外のものを土台にしているからである。分裂が起こったときになすべき事は「何が土台であるべきか」という事考え共有する事だ。それができれば分裂は解決する。仮に、分裂が起こった時キリストを土台して集まる事を唱えても解決しないならば、別な道を行くしかない。

「まず、あなたがたが教会に集まる時、お互の間に分争があることを、わたしは耳にしており、そしていくぶんか、それを信じている。 たしかに、あなたがたの中でほんとうの者が明らかにされるためには、分派もなければなるまい。」
‭‭コリント人への第一の手紙‬ ‭11:18-19‬ ‭口語訳‬‬
https://www.bible.com/1820/1co.11.18-19.口語訳

それは「本物」が明らかになるための分裂だから。

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