人の心情に忖度してはならない。

おはようございます。rieruです。

今日はクリスチャンは人の都合で事実を曲げてはいけないという事について。まずは、下記の聖書の言葉をお読み頂きたい。

「さてミカヤを呼びに行った使者は彼に言った、「預言者たちは一致して王に良い事を言いました。どうぞ、あなたの言葉も、彼らのひとりの言葉のようにし、良い事を言ってください」。 ミカヤは言った、「主は生きておられる。わが神の言われることをわたしは申します」。 彼が王の所へ行くと、王は彼に言った、「ミカヤよ、われわれはラモテ・ギレアデに戦いに行くべきか、あるいは控えるべきか」。彼は言った、「上って行って勝利を得なさい。彼らはあなたの手にわたされるでしょう」。 しかし王は彼に言った、「幾たびあなたを誓わせたら、あなたは主の名をもって、ただ真実のみをわたしに告げるだろうか」。 彼は言った、「わたしはイスラエルが皆牧者のない羊のように山に散っているのを見ました。すると主は『これらの者は主人をもっていない。彼らをそれぞれ安らかに、その家に帰らせよ』と言われました」。 イスラエルの王はヨシャパテに言った、「わたしはあなたに、彼はわたしについて良い事を預言せず、ただ悪い事だけを預言すると告げたではありませんか」。 ミカヤは言った、「それだから主の言葉を聞きなさい。わたしは主がその玉座に座し、天の万軍がその右左に立っているのを見たが、 主は、『だれがイスラエルの王アハブをいざなって、ラモテ・ギレアデに上らせ、彼を倒れさせるであろうか』と言われた。するとひとりは、こうしようと言い、ひとりは、ああしようと言った。 その時一つの霊が進み出て、主の前に立ち、『わたしが彼をいざないましょう』と言ったので、主は彼に『何をもってするか』と言われた。 彼は『わたしが出て行って、偽りを言う霊となって、すべての預言者の口に宿りましょう』と言った。そこで主は『おまえは彼をいざなって、それをなし遂げるであろう。出て行って、そうしなさい』と言われた。 それゆえ、主は偽りを言う霊をこの預言者たちの口に入れ、また主はあなたについて災を告げられたのです」。」
‭‭歴代誌下‬ ‭18:12-22‬ ‭口語訳‬‬
https://www.bible.com/1820/2ch.18.12-22.口語訳

これは、昔のイスラエルの国で、ヨシャパテという王が他国と戦争すべきかという事を預言者に聞いた時の出来事である。召集された預言者のうちの1人であるミカヤの所に来た使者は「王にとって良い事(戦争に勝つ事)」を言うようにミカヤに要請した。しかし、現実は神の意思は「この戦争に行けば負ける」と言うものだった。ミカヤは王の意思に忖度する事はなかった。王に都合が良かろうと悪かろうと事実を告げた。

クリスチャンにとってこのミカヤの態度は極めて重要である。神の言葉を実行しようとしたら、親しい人や親族の都合の悪い真実を告げなくてはならないこともある。それを他人の心情に忖度して曲げるような事はクリスチャンにとって許されない。人の都合よりも神の言葉が優先するのが真のクリスチャンである。そもそも、他人の心情に忖度したら、忖度する相手にも不幸である。上記のヨシャパテの例でも負ける戦いに出るのはヨシャパテにとっても良くない事である。同じように神の言葉を蔑ろする事は誰にとっても良くない。たとえ一瞬その人に心地よいとしても神の意思に反したものを放置すればやがて人は神の前に責任を取らなければならない。

そう考えると、人の都合に忖度して為すべき事をしない、告げないという行為はクリスチャンにとって何の特にもならない。その事をクリスチャンは全員自覚して実行しなくてはならない。

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